想像より怖くない。胆のう全摘出手術体験記 その4

ついに退院日です。 この連載っぽい企画も最後です。 入院前に感じてた疑問。 手術後2日で退院して大丈夫なの? 退院時はどんな状態なの? 普通に生活できるの? に答えを出します。

帰ってきた日常 5日目

6時。
起床。寝起きで採血。
寝た状態から起き上がるのが少し楽になった気がする。回復してきたか、動きのコツをつかんだか。

8時。朝食。
食事中に先生がくる。
朝の採血の結果も加味して退院OKが正式に確定。
やったぜ。

9時。
退院の準備開始。
入院用のパジャマから私服に着替える。
家族も到着。
荷物はコロコロのスーツケースに入れて持ち帰る。
自力で荷物をまとめることはできたが、最後にスーツケースにエイ!って押し込むことができない。ここは家族に入れてもらう。

10時。
退院後の説明を受ける。
注意は2点。風呂はシャワーだけにすること。食べ物は柔らかいものを食べること。
薬は処方されてる痛み止めのカロナールを今日分飲み切ったら終了。
明日からは痛み止めもなし。
次回の診察は2週間後。
あとはお会計をして退院完了。
帰りはタクシーに乗る予定だったけど、外の空気を吸いたくなったのでバスで帰る。バスの揺れが体に響くけど許容範囲。春らしい天気が気持ちよかった。

11時。
帰宅。
着いてすぐにトイレへ。
ようやく普通の便が出た。
内臓も正常に戻ったっぽい。
で、待ちに待ったドリップコーヒーを飲む。
うまい。
日常最高。

12時。
お昼はうどん。うまい。

午後は家でゆっくり過ごす。

19時。
夕ご飯。
メニューはハンバーグ!
4分の1だけど。
ちょっとした人体実験。
とりあえずうまい。
※この記事を書いてるのは翌朝の6時だけど下痢とかの症状はなし。問題なさそう。

21時。
子どもと一緒に寝る。病院の消灯時間より早い。

まとめ

ということで、無事退院して日常生活に戻ってきました。
現状を適当なパラメータで100点満点で評価してみます。

気持ち:100点

完全に戻った。
便通も良いし、ハンバーグも食べられたので不安なし。

運動機能:20点

これは全然ダメ。体を揺らすと痛いので、伝統芸能の能みたいな動き方で歩く。床に落ちてる服を拾うのも大変。傷口が癒えるのを待つしかないので気長に待つ。当面の目標は「ラジオ体操をキビキビやること」かなと思う。
1ヶ月くらいでできるといいな。

内臓機能:70点

順調。病院の食事も問題なかったし、帰宅後のコーヒーもハンバーグも問題なし。むしろ内臓を手術したのにこんなに食べれていいのかと思うレベル。

以上で手術体験記もおしまいです。
検査期間も含めて約1ヶ月。
短期間で一気にけりを付ける方針で進めた治療ですが、全て順調にいってほんとによかったです。
病気の重症度で言えばカスみたいなものですが、それでも人生観が変わるくらいの経験ができました。
今後のことはまだ考えてませんが、間違いなく今後の生活スタイルが変わると思います。
来年度も楽しみだ。