想像より怖くない。胆のう全摘出手術体験記 その2

前回の投稿では入院日と手術日の話を書きました。
今回は3日目、つまり手術翌日の内容です。
今日でからだ中にある機材が外れ、食事も始まります。
回復に向かって進んでいきます。今日の内容はだいたいシモネタです。

チンコが痛い3日目

3日目の朝です。

夜中に白衣の天使にシモの世話をしてもらったのでグッスリ寝ることができました。目覚めも快調。

8時。
先生が回ってきて、機材外しにGOサインが出た。これで私も自由です。
まずは足についたエコノミークラス症候群防止のマッサージ機を外し、右手の指の血中酸素測るやつを外し、胸の心電図を外す。
ラストはチンコについた自動的に排尿するための管。チンコがフランクフルトみたいになってる。術後は寝たきりで見えなかったので、今初めて見た。
これを抜くのか。。
ナース「一気にぬきますからね。深呼吸してください。」
白衣の天使が悪魔になる。
恐怖を抑えつつ必死で深呼吸。
勇気100%
ナース「3、2、1」

!!っぁ

にゅるり。

20cmくらいの管が入ってた。こんなに長いのが入ってたのか。。全身麻酔で抜いてほしかった。チンコが痛い。

これで私に付いてるのは点滴のみ。
この点滴で痛み止めが注入されてる。
点滴も今日一日でなくなるみたい。
今日は点滴と共に過ごす。

9時。
体が自由になったので次は歩行訓練。
ナースに手伝ってもらって立ち上がる。
さすがに腹が痛い。傷口も内臓も痛い。
そんな私を見て、ナースがアドバイスをくれる。
実は痛み止めの点滴にはブーストボタンがあって、それを押すと一時的に痛みを強く抑えてくれるとのこと。
押してみると確かに痛みが引く。
え?てか、なんでこれをチンコの件で教えてくれないの?と思いつつ、ナースと一緒に廊下を歩く。
少しクラクラする。
たぶんブーストボタンのせい。
とりあえず問題なし。
ただちょっとミゾオチが痛い。
ナース曰く、痛くても歩かないとダメらしい。とにかく歩けと。

そして今日はトイレも行けと。
トイレは各部屋にあって、そこには検尿をする機械がある。コップで尿を採ったらその機械に入れると吸い取ってくれる。基本的に毎回検尿しろと。
で、さっそく検尿しようと思ったら。。
痛い。。
チンコが痛くて排尿できない。。
試しにブーストボタンを押してみたが効果なし。
困ったときはナースコール。天使がなんとかしてくれる。
事情を説明すると、たぶん管でキズがついちゃったんだろうと。
少し時間をおけば良くなるとのこと。

とりあえず歩くことにする。
病院の建物は周回できる形になってるので、グルグル回るように歩く。
他にも歩いてる人がいる。
中にはビックリするくらい高速で歩くオッサンもいる。小学校だったら学級委員に「廊下を走るな!」と注意されるレベル。とにかく早く良くなりたいんだろう。

12時。
術後初のお昼ごはん。質素なものを想像してたけど、お粥とサラダとおかずとデザートが出てきて普通の定食だった。うまい。お粥を半分残して他は完食した。

午後も歩く。
だいたい5周すると心拍が上がって、内臓が活動し始め、痛みが増す。そしたら休憩する。
それを繰り返して今日はトータル25周した。
最初はヨボヨボじいさんみたいな歩き方だったけど、最後には普通にスタスタ歩けた。
回復してきたなと思った。

18時。
夕飯。こちらもお粥以外は普通に定食。
ちょっと食べすぎた。
ほんとは食後に5周歩いて全部で30周しようと思ってたけど無理そう。安静にする。

20時。
ついに検尿に成功。痛みもほぼなし。
よかった。マジ天使。

21時。
痛み止めの点滴も終了。
これで痛み止めは飲み薬のカロナールのみに。
ちょっと不安。

余談:隣のベッドの人

どうでもいいけど、同じ部屋の隣人を紹介する。紹介と言っても、別に会話したわけじゃないし顔もよくわからないので、カーテン越しに聞こえてくる声からの妄想です。

右隣、声デカオヤジ
とにかく声がデカイ。60歳くらい。お喋り好き。ナースが来るたびに「今日は何時まで勤務なの?大変だねぇ」とか言って話しかけてる。あとスマホも音声で操作する。急に「今日のテレビ番組!」とか言いだしてビビる。たぶんググるときに音声入力してる。要するにうるさい。

左隣。サクサクおじさん
ご飯のときにサクサクっと生野菜をかじるような音が聞こえる。メニューは煮物なのにw謎。年齢不明。たぶん声デカオヤジよりは若い。

まとめ

順調に回復してる。
チンコの管を抜くのは痛い。
明日は最終日。
家に帰れるようにしっかり準備したい。
もうすぐ22時。おやすみなさい。